産婦人科では2016年12月から和痛分娩を開始しました。当科で行う和痛分娩は麻酔科専門医が施行します。和痛分娩とは痛みを完全に除くことを目的とせず、和らぐ(やわらぐ)事を目標として行います。

対象となる妊婦様

  • 妊娠37週以降、単胎の方
  • 血液凝固異常などの病気がない方
  • 赤ちゃんが頭位の方など(外来主治医が、実施は好ましくないと判断する場合があります。)

予約方法

希望される妊婦様は妊娠35-36週頃まで外来担当医へお申し出ください。
和痛分娩に関する説明は当院麻酔科外来にて行います。

費用

分娩費用とは別に自費で10万円となります。

実施手順

  • 入院後陣痛の強さを判断し、麻酔科医師が硬膜外チューブを挿入します。
  • 分娩が終了すれば硬膜外チューブは抜去します。
  • 麻酔薬の管理・調節は麻酔科医師が行います。

和痛分娩の注意点

  • 和痛分娩の効果は妊婦様により異なること
  • 硬膜外麻酔により起こる合併症(硬膜外血腫、低血圧、下肢筋力低下など)
  • 母体の発熱が見られることがあること
  • 陣痛促進剤使用、児頭回旋異常、吸引・鉗子分娩が増えること

上記を了承いただいた妊婦様には入院後に麻酔科医師による和痛分娩を行います。詳細についてお知りになりたい方は産婦人科外来までお問い合わせください。